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ハワイの食とグルメ

Hauoli Makahiki Hou !

ハワイのお正月の風景はアメリカの中でも類を見ないユニークさ。多人種文化をそのままに反映され、さまざまな国のお正月の風習が長年の歴史の中で穏やかにブレンドしているのです。アメリカではクリスマスツリーは新年が明けた1週間くらいまで、飾っておくことが多いのですが、ハワイの場合には日系人はもちろんそうではない場合も門松(または門松風のもの)を飾るので、クリスマスツリーと門松が共存するというとてもミスマッチな光景になったりするのです。

さて、そんなユニークなハワイのお正月の食卓はどんな風にお祝いされるのでしょう。まず地元の年末のニュースでも大きな話題として取り上げられるのは、マグロの水揚げ量と年末の価格。それというのも、ハワイのお正月はマグロの刺身がないと始まらないと言ってもいいほどなのです。ハワイでお刺身といえばPOKE(一口サイズに切った生魚をハワイアンソルト、醤油、海草、スパイスなどで味付けしたハワイ風お刺身)が真っ先に浮かびますが、お正月には日本人にもなじみの深いSASHIMI(お刺身)こそがハワイのお正月になくてはならないものなのです。だからこそ、暮れが近づくとテレビも新聞のニュースもお正月マグロの価格がトップニュースとなるのです。そして、ハワイでも SASHIMI はワサビとお醤油でいただきますが、ツマはなぜか千切りキャベツというのがお約束なのです。

クリスマスが終わると、ハワイのスーパーマーケットには日本のお正月を髣髴させる食材が並びます。日系スーパーでなく、一般のスーパーにも、サトイモ、ミズナ、カマボコ、お餅などが登場。そして、お煮しめもお正月にはおなじみのお料理。ハワイではNISHIME が英単語で通用するほどなのです。日系アメリカ人家庭では、昔ながらの石臼でお餅をつく、日本よりも日本らしい家庭もあり、本格的なお雑煮やおせちが作られています。
日本でおめでたい色といえば紅白。もちろんお正月のカマボコも紅白ですが、アメリカでホリデーシーズンのカラーと言えば?赤と緑のクリスマスカラーです。驚くことなかれ、アメリカと日本の風習がミックスされているハワイでは、地元産カマボコにはちゃんと緑色のものがあるのです。ハワイのお正月ならではのユニークなお祝いカマボコです。


ハワイアンソルト、醤油、海草、スパイスなどで味付けポケ
ハワイもアメリカですから、お正月のお祝いはあっという間に元旦の一日だけで終了してしまいます。 大晦日はアメリカの風習で打ち上げ花火が行われますが、もうひとつアメリカ広しといえどもハワイだけの風習となっているのが、中国のお正月で使われる爆竹。この数年、個人が購入できる打ち上げ花火の種類や爆竹の数の制限がされるようになりましたが、それでもハワイの大晦日は爆竹の炸裂音と煙、花火のパチパチとはじける音が島中を包みます。ハワイの人々は夕方頃から親戚家族、そして友人が集り、バーベキュー、ポケ、お刺身、お煮しめなどを囲み、爆竹や花火を楽しみながら、新年の訪れを待つのです。

爆竹で邪気を祓い、打ち上げ花火で華やかにカウントダウンを楽しみ、おめでたいお正月料理で新年を迎える・・・クロスカルチャーなハワイでは世界のお正月の楽しさと縁起を融合させて楽しむのです。

永田広美    エッセイスト/ヒプノセラピスト
ハワイ在住20年を経て、現在はハワイとニューヨークの2都市を行き来しながら活動中。
書籍、雑誌、ウェブの執筆のほかに、通訳・翻訳業、オアフ島で行われる国際的コンサートやイベントのプロダクションマネージャー、コーディネーターとしても活躍、キャリアは多岐に渡る。ハワイの食文化とローカルフードの研究家としても知られ、スカイパーフェクTVの料理チャンネル"Foodies"オールスタークッキングシリーズ「永田広美の楽園ハワイごはん」に出演、オアフ島の食文化の紹介をしている。

永田広美関連ブログ: www.rakuentherapy.jp , www.nagatahiromi.com


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